Webライターを始めるために、クラウドソーシングや求人でお仕事を探しますよね。
早く稼ぎたいと思い、目先の単価ばかりを見てしまうと、後で「えっ…こんなはずじゃなかった」と思う場合もあります(^^;
Webライターにとって大切なのは、信頼できるクライアントさんと出会って、長くお付き合いしていくこと。
そのために、まずは悪質案件ではないかを見分けることが必要です。
ここでは、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングで出会う可能性がある、悪質案件のパターンと見分け方についてご紹介しますね。
クラウドソーシングで注意した方がいい、案件のパターンはだいたい決まっています。たとえ、危ない案件に応募してしまい、相手からメッセージが来たとしても、仕事を受けなければ大丈夫。
いろいろな案件を見て、危ないものや違和感があるものに触れていくと、少しずつ見分け方が身に付きます。ですので、まずは注意した方がいい案件のパターンを覚えておきましょうね。
ここでは、大きく分けて5つのパターンでまとめてみました。ぜひ1つ1つの注意点を覚えて、今日から視点を変えて、案件を見てみましょう!
「未経験OK」「簡単なお仕事」が強調されている
相手も初心者の「早く稼ぎたい」「未経験だから不安」という心情に、つけこんで来ます。
【未経験OK】や【簡単なお仕事】と書いていれば、「自分でも応募したら受かるかも」と思い、応募しちゃうもの。
その内容は、もちろんウソはついていない募集内容なのかもしれません。でも、未経験者に低い単価で仕事をさせようとする人もいます。
たとえば、次のような案件です。
- データ入力という簡単な仕事。3万文字のデータを入力して、報酬は680円
- 運営ブログの広告から、商品を購入する簡単なお仕事
一つ目は、実際にわたしがクラウドソーシングで仕事を始めたころに、受けた案件です。
決して、このような類がみんな悪質なのか、と言われればそうだとは言いません。ただ、何が注意なのかというと、単価や時給を考えて欲しいのです。
3万文字が680円ということは、1文字の単価が0.02円です(^^;
隙間時間で30,000文字のデータを入力すると、私なら3日は必要かも。細切れの作業にしても、3日で680円って、ちょっとモチベーション下がりますよね。
二つ目は、よく見かけるものです。
「商品を購入」とか「広告から購入」を促すような案件は、あまり良いものではありません。
相手が得をするだけの案件という場合もあります。
これには関係ないかもしれませんが、こんな案件を受けたことがあります。
「当ブログから看護師転職サイトに登録し、転職サイトの担当者と直接電話をやり取りした感想を送ってください」というもの。
簡単そうだなーと思い応募。広告をクリックして、転職サイトに登録したものの、なぜか転職サイトから連絡が来ないという状況になりました (^^;
相手が悪質か、転職サイトが悪質か…分からないですが、すぐに応募を辞退しました(^^;
「無料セミナーでライティングの基礎が学べる」といった案件
初心者にとって、無料でセミナーを受けられて、感想を送れば報酬がもらえるって魅力的ですよね。
この類の案件、かなり多い印象です。今、この記事を書くときに、クラウドワークスでチラッと案件見ていたら、すぐに見つけました(笑)
そのくらい溢れているわけですが、なぜ注意した方がいいのか。
実際に、この手に乗っかった知り合いに話を聞いたことがあります。
無料セミナーを1週間ほど視聴する→→感想送る→→もっと詳しく知りたい人はLINE登録→→高額セミナー・教材を販売
という形だったそうです。
つまり、最終的に高額な商品を売るために、最初は無料で得感を出した案件から入ってもらうという手法ですね。
そもそも商品を売るのであれば、そういった無料のセミナーや教材は、クラウドソーシングなんて使う必要なく、自分のお客さんに紹介して感想をもらえばいいんです。
クラウドソーシングで、こういった募集をしているのは、ちょっとおかしいと思ってくださいね。
「〇〇〇するだけで5万~10万円の報酬」といった高単価な案件
人ってどうしても、「〇〇〇だけ」という限定的な言葉に弱い。ですが、それだけで高額な報酬がもらえるわけないんですよね。
分かっていても、初心者の目には魅力的に見えます。
たとえば、こんな案件があります。
- 自社商品の良い口コミを書くだけで5万円の報酬
- 簡単な感想文を送ってもらうだけで5万円の報酬、報酬アップあり
一つ目は、けっこう見かけますね。
いつも気になるのが「良い」口コミを書くっていうこと。強制的なので、完全にステマですよね。
しかも、何件の口コミを書いて5万円の報酬なのか分からない案件でした(^^;
二つ目も同じように、感想文を書くと高額な報酬がもらえる上に、報酬アップのチャンスがある。魅力的です。
これら二つに共通するのは、「本当に報酬がもらえるのか」ということ。
もちろん、クラウドソーシングには仮払い制度があり、前もってお仕事を提案する側は先に報酬を支払う仕組みにはなっていますが、なぜか仮払いをする前に業務スタートも可能なんですよね。
5万円と募集していたのにも関わらず、蓋を開けたら数千円だったなんてこともあります。
クラウドソーシングだからと言って、全てが安心・安全なわけじゃないんです。
「この案件は応募多数のため終了。違う案件があります」と誘導する
最近、わたしが引っかかってしまった案件も紹介します(^^;
「私の手書きポエムをブログ記事に投稿、1記事3000円、継続あり」という案件。
わたしは、とても魅力的に見えました(笑)
ポエムって素敵だし、それを記事にしたら面白そうと思いました。
ただ、応募した人数がそこまで多くなかったような気がしたのですが、後日メッセージが届きました。
「こちらの案件は、応募多数のため終了しました。特別に、もっと報酬が高いお仕事を紹介させてください♪」
とズラズラ、お仕事の内容が書いてありました。
要するに、元々このポエム案件はなく、本当は詐欺案件に誘導するための、おとり案件だったんだと。
パッと見て、良い案件だと思っても、話が進むと詐欺っぽい案件に誘導されるケースもあります。
応募してみないと分からないので、もしこんなメッセージが届いたら要注意ですよ。
募集内容が具体的ではない案件
募集内容には、どんな内容の仕事なのか具体的に書いてあるのが普通です。
- どんな人を募集しているのか
- ジャンルは
- 執筆の内容
- 具体的な流れ
- マニュアルがあるか
- 記事数の目安
- 1記事の文字数
- 1記事の単価
- 継続あるかどうか
ザッと、このくらいの量は具体的に書かれています。
この募集内容で、どんな仕事なのかイメージして、こちらは応募するので。
具体的に書いていない案件には、どんな記事を書くのか、報酬は、記事の文字数や記事数などが、あやふやな場合もあります。
募集内容を確認したときに、自分がイメージできない案件は応募しないことが得策です。
良い案件、たくさんあるので(*^-^*)
初心者Webライターが案件を選ぶとき、悪質かどうか見分けるポイントは2つあります。
一つ目は、前述したように募集内容をしっかり確認すること。もう一つは、クライアントのプロフィールを見ることです。
クラウドワークスやランサーズには、わたしたちライターのプロフィールだけではなく、お仕事を依頼するクライアント側のプロフィールも記載されています。
注目した方がいいところは、次の通りです。
- 発注率
- 評価、コメントの中身
- 本人確認済みか
プロフィール全部を確認することが前提ですが、特に見るのが、この3つ。
発注率は、応募した時に、どのくらいの確率で発注してもらえるか分かります。目安は50%ほど。あまりにも低いと、応募しても提案が通りにくい案件なので、他の案件にさっさと応募しましょ。
発注率が高ければいいわけじゃありません。たくさんお仕事を発注しても、中には質が悪い案件やクライアントがいます。
そこで注目するのは、評価です。お仕事を受けたライター側が、クライアントを評価しているので、実際にどんなコメントがあるのか見てみましょう。
そして、本人確認が済んでいるかどうか、秘密保持契約が結ばれているかどうか確認しましょう。信頼できるかどうか、見極めてみましょうね。
追加で、クライアントが自分の運営メディアを公開している場合は、できるかぎりメディアを見てください。
外部リンクなので、クリック詐欺がある可能性も考えられますが、クライアントのプロフィールから変なサイトに飛んだことはありません。
このポイントをもとに、確認してみて下さいね。
初心者にとって、案件選び次第で、お仕事のモチベーションも稼ぎも変わってきます。あまりにも酷い、悪質な案件を受けてしまうと、その先Webライターを続けていくのが、嫌になることもあります。
- 案件の募集内容
- 発注者(クライアント)のプロフィール
この2つを、ここで説明したポイントをもとに、1つ案件ずつ確認するクセをつけましょう。
そして、信頼できるクライアントと出会うために、しっかりと見極められるといいですよね(*^-^*)